19.「気をつけなさい」「いけません」と言わない

私たちが実社会で、目的に向かって行動を起こせる年齢に達する前に、善意的ではあるが抑圧的なさまざまな影響力が働き始めてしまいます。

例えば、「知らない人と話してはいけません」「道で遊んではいけません」などたくさんの制限が課せられます。
学校では他方からこのようにいわれます、「身の程を知りなさい」または「知ったかぶりはいけません」などです。

十代のころは、こう言われ続けて成長することになり、時に「自分以外の人間になろうなどとは思わないことだ」、「何様のつもりだ」、そして最終的には「自分で責任を負えないようなことはするな」と言われてしまいます。

私たちを調整するための力のいくつかは、前向きな言葉で語られてはいるが、そこには限界がほのめかされています。
「母親が一番よくわかっている」や「飛び立つ前には気をつけよう」や「そんな素晴らしいことが現実のわけがない」などは、特に顕著に言われることです。

これらは、人が高いレベルで成功しようとする最大の障害物が築かれる原因となります。
このことの意味は、大いなる達成はとても手の届かないことであり、それはどちらかと言えば「幸運」な人の為だけに存在する常識だと私たちに抱かせます。
このような姿勢は、平凡さに偏った思考から生まれてきます。

あなたは、周囲の環境に多くの影響を受けていて、あなたという人物、性格、志、立場などもここから生まれ出たものだと言えます。
あなたがこれからどのようになれるのか?そしてこれまでどのように調整されてきたかなのです。

これらを理解することにより、同じ方法で今までの流れを、ガラッと変えることができると気づいてほしいし、創造できるものは、逆さまにしたり、ふたたび想像したりできるのです。

もし疑いや悩み、怖れに毎日さらされながら人格が形成されてしまったなら、時に肯定的な影響力に毎日触れることによってそれらを変えることができるでしょう。
あなたの当然の権利である成功を手に入れるためには、自分自身を再構築する必要があるのです。

私たちが生きている世界は、あらかじめ決められている型によって動いているわけではありません。

私たちは自らの運命を形つくり、自分で選ぶ生き方の設計者であり、人生の先導者なのです。

それぞれの環境は私たちを形づくり、考え方を左右し、自己概念を形成する信念の構築を補助します。
ほかの誰かの中には見られない習慣や癖を、一つでも自分のなかに見いだしてください。

この世に生まれた時のあなたには、怖れも抑制も無かったはず、あなたのなかにあるのは、「自分にできること」と「しなくていいこと」だったのです。

しかし成長の過程で、「気をつけなさい」や「いけません」と言われ続け、それがいつか「自分にできないこと」と「してはいけないこと」に変わってしまったのです。

これは条件反射となり、適合するシグナルが発信されると姿を現し、あなたの最大限の潜在能力の開放を邪魔するのです。