14.ヒーローのように自信をもって答える

乗客を乗せたばかりのヘリコプターが超高層ビルの着陸パッドを飛び立とうとしている。

強い突風が着陸を困難にしていて、あっという間に着陸ギアがビルの通信衛星のサポート・ケーブルに引っかかってしまう。

突然、引っ張られたケーブルがブッチと切れ、鞭のようにプロペラに巻きつき自由の利かなくなった機体は一瞬のうちにビルの側面に不安定にぶら下がる形になる。

シートベルトをする暇がなかった一人の乗客が滑り落ち、ロイ・レインは数本の電気のリード線を握って宙ぶらりんになってしまい、線は一本一本切れて行く。

このシーンはスーパーマン1という映画の最初の見せ場で、私たちは現実をすっかり忘れてスクリーンにのめり込んでしまったのです。

最後の線が切れ、ロイは真っ逆さまに死に向かって落ちて行くが、ここで胸躍らせるテーマ曲が流れヒーローが登場する。

ここでロイを抱きしめスーパーマンはこう言う、「もう大丈夫、しっかり捕まえたよ」

彼女は半狂乱で叫ぶ、「私を捕まえたのはいいけど、誰があなたを捕まえてるのよ」

暫く後、彼女のアパートでロイはスーパーマンにこう聞く、「でもスーパーマン、あなたの信じるものは何」

瞬き一つせずに彼は答える、「真実、正義、そしてアメリカ的なもの」

ジャーナリストのロイは信じられない面持ちで言う、「冗談でしょ」

するとまた、何のためらいもなくスーパーマンは答える、「ロイ、僕は嘘を言わないよ」

自分の価値観と支持するものを述べただけではなく、彼はそれをすぐさま実証して見せたのです。

あなたは自分自身の信条をわかっているだろうか?

真夜中に起こされ、信条は何かと尋ねられたら答えるだろうか。

あなたは、人生に何を望んでいるか自分で解ってか、どちらに向かって進むべきかわかっているのでしょうか。

自分が何者であるかを知ることは極めて重要で、まずはここから始めましょう。

自分自身のことも理解できない人間が、どうやって他人を理解できるのでしょう?自分自身を尊重していない人間が、どうやって他人を尊重することができるのでしょう。

「自尊心の基盤は自制心であり、このことは自分を理解することから始まる」

あなたは何者なのか、もしあなたの名前が辞書にのることになったら、どのように自分を定義するだろうか、このことを今少し考えてみてください。

あなたはここでパニックになって「ああダメだ、今の自分が何者なのかすらわからない」言わないように。

なぜなら、あなたは自分が何者なのかわかっているからで、しっかりと考えてみれば、正しい答えが出てくるはずなのです。

今はまず、自分が何なのか思いつくことをあるがままに紙に書き出してみてください。