18.心の食物が、成長のすべてを決める

この世に誕生したその瞬間からと言っても過言ではないほど、私たちは周囲から受ける情報に影響を受けてきました。
両親、家族、学校、社会、そして環境は、私たちのことを思って善意的な影響を与えていました。

しかしそれは時に、低い「自己イメージ」を生む結果となり、私たちが持って生まれた遺伝的な性質や創造性を閉ざしてしまいます。
多くの人々が食べ物の栄養に気を付けており、「食べた物が身となる」と言うことは誰もが知っている事実と言えます。

つまり、心は心が与えられたものから成立しているということなのです。
心の食物は、私たちの習慣や行動や性格を決め、心の食物とは、私たちの環境といえるでしょう。

思考を左右するすべてのものと、これまで与えられたきた心の食物が目標を達成するためにもって生まれた能力がどこまで発展するかを決めてしまうのです。

とかく子供のころは、行動や経験よりも周りの環境に影響を受けやすいものです。
「子供は父親と同じ気質をもっているもの」といわれるのは、子供はそれを遺伝で受け継いだのではなく、そう調整されたということであり、子供はそれを学んだことになります。

もし、誰かが癇癪を起してほしいものを手に入れたり、またはただ癇癪を起こして満足している姿を見たら、子供も同じように行動することになります。

そしてそれが功を奏すれば、習慣になるまでやり続けることになり、それは自分とって楽なその習慣にしがみつこうと懸命になるでしょう。
まさしく、その習慣こそが、私たちを成功から遠ざける原因となるのです。

具体的な行動だけではなく、家族の言葉や忠告や議論や説得からも、私たちは自分自身に何を期待するかと言うことを学ぶのです。

それらは時に、非常に限定された範囲のものであり、たとえば、何らかの環境で後ろ向きなイメージを植えつけられている親は、子供に同じイメージを伝えてしまっています。

子供の秘めたる才能の中に両親が考えもしない才能が埋もれているかもしれない、にもかかわらずです。

子供の成長の過程における両親からのアドバイスのほとんどが、「〇〇はしてはいけない」という制限の言葉からなっています。

私たちは驚くほど幼年のころから、未知なるものを克服し、指導者となり、胸躍るような刺激的なことをし、心が豊かで有名な最強の人物になろうと努力するのです。

純真無垢な心の中に私たちは、未来にそれを達成する道がはっきりと見えているのです。