17.自己愛と自己中心はまったく違う

自己概念の三つ目「自尊心」は、あなたが自分をどのように思っているか?ということです。
家族、会社、世間、そして一人の人間としての自分をどれだけ好きかであり、このことは人生のあらゆる領域に対してのあなたの有用性と直結することになります。

ありがたいことに自己概念には適応性があるので、あなたは新しい自尊心をさい限なく生み出すことができます。
「自尊心」の一番の定義は、どれだけ自分を好きかであって、だからこそ、あなたがどれだけ自分のことを好きか自身に告げることにより、自尊心は増幅するのです。

ここまで読み進めたあなたのこころの中に疑う気持ちが湧いてきたのではないでしょうか?
正しい「自己イメージ」と、高い「自尊心」を保持することに違和感を感じる原因の一つに、私たちが自己愛を間違いであると教えられてきた事実があるのです。
おそらくこの偏見の源は、謙遜に対する誤った理解と、自己愛は自己中心であるとする思い込みにあると言えるのです。

これほど真実からかけ離れていることはなく、多くの人々が受け入れている宗教ですら、「自分を愛するようにあなたの隣人を愛せよ」と説いているのです。
このことは「自分以上に」とか「自分に変わって」など自分を蔑むものではありません。

物心がつくやいなや、あなたは自分を好きに、ましてや自分を愛することを学んだ・・・。
そのときには普通に自然であった考え方が、いつのまにか自己中心的で思いあがった考えに変わってしまったのです。

子供の時は自分のことを、とても大切な人間と考えているが、大人になるまでに周囲の善意的な警告や忠告があなたの中の源である「自己愛」を、洗い流してしまうのです。

そこには自己疑念がほとんどになり、そのことは時と共に増大していき、ましてや自分自身を愛しているなんて知れたら、周りの人は自分をどう思うのだろうと。

あなたは「自己イメージ」が成功を達成することにおいて果たす極めて重要な役割を理解しなければなりません。
うぬぼれや、膨れ上がったエゴのことではなく、まっとうな「自尊心」のことなのです。

あなたに必要な「自己イメージ」は、あなたの中に存在している潜在的な力の認識と密接に関係しています。
多くの人間が、低い「自己イメージ」を持つことにより、成功へのチャンスをどぶに捨てています。

彼らは世の中の一般的な考え方を基準とし、自身に限界をつくり、自分ができることを制限しているのです。